マンションや工場、商業施設や霊園など様々な施設で、居住者の方々や働く人々にやすらぎを与える重要な存在であり、そして共に成長をしていくものです。そのため、緑地の維持管理とは、将来を見据えることがとても重要になります。横浜緑地は、環境を軸としたトータルマネージメントのノウハウを活用し、より良い緑地維持管理を目指しています。
維持管理業務の品質向上をめざし、PDCAマネジメントサイクルを導入しています。年間の管理計画(PLAN)を策定し、効果的・効率的に実践(DO)するとともに、安全・品質パトロールなどによって分析・評価(CHECK)し、その評価を基に計画の見直し(ACT)を図ります。そしてこのサイクルを継続的に行いみどり環境の改善をします。
これまで積重ねてきた維持管理の豊富な知識と経験を基に、3~5年後の緑地のあるべき景観を目指し下記のような提案など含め居住者の方々との意見交換を重ねながら、より良い緑空間を創っていきます。
植物が育成していくためには良好な植栽基盤が必要です、植物基盤診断士が診断し、物理的・化学的な観点から土壌の改良をします。
土壌を良好にしておくと、樹木の生長が安定します。
現況土壌が良好でない場合は、植え込む場所によい土を入れます。
皆様と当社が緑地のあるべき景観を目指し最適な緑地管理プランに則り樹木の剪定、刈込などを行います。
また、年間の回数のみの管理ではなく状況に応じた対応を行います。
電線に当りそう…
日照が入らない…
現行特性と空間特性、周囲の環境や樹木の特性に応じて目標樹形の設定をします。
桜のトンネル、夏には木陰がヒートアイランドを抑えます。
自然樹形を生かした広々とした街路樹、道路に潤いを与えます。
侵入防止や目線の誘導など美しさと機能を併せ持つ重要な生垣や低木植栽には、気配りを欠かしません。土壌、日照、風などの条件を考慮し、機能と美観を兼ね備えた生育をします。
低木の枝が伸びたままだと、見栄えが悪く見通しも悪くなります。
花がたくさん咲くように刈り込む時期を考慮して均一に刈り込みます。
当社グリーンアドバイザーなどの指導により、季節による花の演出で彩りを与えます。
結婚式場の待合室。
都市公園の修景花壇。
芝生地は開放的な空間を創る上で重要な景観資材です、日当たりや病害虫の影響を受けやすく手間は掛かりますが、手を入れれば入れるほど美しい芝生地になります。
茂りすぎた芝生は、根腐れを起こしたり、害虫の住かになります。
定期的に刈込みを行い3cm?5cm程度の長さを保ちます。
樹木を植え付ける際支柱をしてあげることは重要なことですが、成長した樹木は当時設置した支柱では役目を果たせなかったり、幹が支柱に食い込んでしまったりして見苦しいものも見られます。支柱の機能に応じて取り替えや取り外しをします。
大風により傾いてしまった樹木。
傾きを直して支柱を設置します。
新しい葉が伸び始める4月頃から害虫や病気が発生し始めます。害虫によっては病気を引き起こすものもあるため、あらかじめ予防しておくことは重要です。病害虫が発生してしまった時には早急な対応が必要となります。
マンションなどでは健康被害を懸念する方もいます、事前に居住者へお知らせし実施します。
計画的な病害虫防除。
病害虫発生時の早急な対応。発見し次第処置することが重要です。
管理業務で剪定された枝や葉を、自社所有しているチッパー車にてチップ化し、ゴミの減量化を推進します。
環境教育啓発活動の一環としてグリーンカーテンを設置し緑陰を楽しむのと同時に、植物の生長の過程の説明板を設置し地球温暖化防止行動を提案します。
剪定枝のチップ化作業。
ゴーヤのグリーンカーテン。
効果的なみどりの維持管理を企画・提案からトータルにサポートします。